2012年に9人が死亡した中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故の遺族ら13人が25日、中日本高速道路の社員研修施設「安全啓発館」(東京都八王子市)を訪れた。事故の教訓を後世に伝える狙いで同社が今月、開設した。

 遺族らは施設の前で桜を植樹して黙とうをささげたほか、死亡した20代の男女5人が乗車していたワゴン車の前で献花した。館内には実物大のトンネル断面の模型や、実際に落下した1枚当たり1トン超の天井板、遺族から提供された焼け焦げた化粧具や携帯電話などの遺品が展示されている。