自転車構造起因事故6年で6百件 新年度前に注意呼び掛け

製品評価技術基盤機構(NITE)は25日、自転車の構造や誤った使用方法に起因する事故などの情報が2015年からの6年間で計647件寄せられたと明らかにした。新年度は通勤や通学に使う人が増え、新型コロナウイルス禍で「3密」を避ける移動手段として需要が高まっているとして注意を呼び掛けている。
NITEによると、647件のうち1件は死亡事故、ほかに1カ月以上の治療が必要な重傷事故が393件だった。
東京都では19年9月、盗難防止のため前輪と後輪が同時に施錠される機能が走行中に誤作動し、女性が転倒。この製品は同6月からリコール対象だった。