北海道旭川市の高砂酒造の杜氏らが25日、美瑛町で雪に埋もれたタンクを掘り起こし、3カ月にわたり氷点下で熟成してまろやかに仕上がった新酒を取り出した。

 午前10時ごろ、杜氏ら約10人がシャベルで雪山を崩し始め、10分ほどでタンクの上半分が姿を現した。ふたを開けるとほのかに甘い酒の香りが漂った。味を確かめた杜氏の森本良久さん(52)は「よく熟成されて飲みやすく仕上がっている。今年は雪もしっかりと降ってタンクを冷やし続けられた」と自信を見せた。

 タンクは道産の酒米を使った純米酒を入れたものと純米吟醸酒を入れたものがあり、それぞれ約5千リットルが入る。