宿泊予約の無断キャンセルを繰り返し、国の観光支援事業「Go To トラベル」で配られる電子クーポンを詐取したとして、電子計算機使用詐欺の罪に問われた無職相田卓也被告(31)に、東京地裁は25日、懲役1年6月(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。クーポンだけを受け取り、実際には宿泊施設を訪れない事例が相次いで問題となり、詐欺事件として全国で初めて摘発されたケースだった。

 鈴木巧裁判官は判決理由で、詐取したクーポンのうち約50万円分はゲームソフトなどを購入し、換金したと指摘。「上限額を考慮しながら高級ホテルを複数人分で予約するなど、手口は巧妙だ」と述べた。