乗客乗員520人が犠牲となった1985年の日航ジャンボ機事故墜落現場、群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」を管理する黒沢完一さん(77)が24日、遺族が副座主を務め、犠牲者を追悼する「夢の桜」を植えている大津市の「石山寺」に村の桜の苗木50本を送った。

 石山寺副座主の鷲尾博子さん(65)は、事故で妹の能仁千延子さん=当時(22)=を亡くした。事故の数カ月後、鷲尾さんの母が「(千延子さんが)多くの人と桜の咲く山を登って行く夢を見た」と話したことから、寺に桜があれば訪れる人が被害者に思いを巡らしてくれるだろうと、翌年から植え、「夢の桜」と呼ばれるようになった。