千葉県松戸市立小3年だったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=への殺人罪などに問われた渋谷恭正被告(49)を無期懲役とした23日の東京高裁判決を受け、極刑を求めていた母親グエン・ティ・グエンさん(34)は記者会見で「不合理だ。リンちゃんのことを思うと心がいつも痛い」と心境を語った。

 グエンさんは被害者参加人として夫レェ・アイン・ハオさん(38)と入廷。判決は「極刑を求めることは当然」と遺族心情に言及したが、一審と同じく死刑は回避した。通訳から内容を伝えられたグエンさんがすすり泣く声が法廷に響いた。