知らない間に裁判で負け、銀行預金を差し押さえられたと訴える大分市の飲食店経営の女性が、裁判原告の元従業員の男性を、訴訟書類を偽造したとする私文書偽造容疑で大分県警に告発し、受理されていたことが23日、関係者への取材で分かった。

 同じ男性が関与したとみられる「知らぬ間敗訴」は他にも確認されており、飲食店に勤めては辞め、同様の提訴を繰り返していたとみられる。最高裁は裁判制度悪用の恐れがあるとし、全国の裁判所に情報を周知している。

 女性が男性に損害賠償を求めた訴訟では、2月の大分地裁判決が、男性が差し押さえ引き出した預金分を含めて賠償を命じている。