兵庫県尼崎市は22日、市内にある特定抗争指定暴力団山口組系組員の関係者宅の住宅を買収すると発表した。市内では山口組と特定抗争指定暴力団神戸山口組の抗争とみられる事件が相次いでおり、対象の住宅でも昨年11月に発砲事件が発生している。市によると、事務所以外の暴力団関連施設を自治体が直接買い取るのは全国で初めて。

 記者会見した稲村和美市長は「不動産仲介業者が暴力団排除に取り組んでいるため、暴力団関係者同士で私的に土地が取引される負の連鎖がある。市が一度買い取って売却することで、民間の流通に乗せていきたい」と話している。