建設アスベスト(石綿)大阪訴訟で、大阪高裁判決が国と建材メーカー側に計約3億2800万円の支払いを命じた部分が最高裁で確定したことを受け、厚生労働省側が21日、大阪市内で原告らに謝罪した。「深くおわびを申し上げる」とする田村憲久厚労相の謝罪文を小林高明大臣官房審議官が代読した。

 市内のビルの会場には原告ら約50人が集まった。謝罪を受け、原告の元大工西岡浅夫さん(78)=大阪府守口市=は「裁判では10年近く闘ってきた。亡くなった原告もおり大変残念」と述べ、「被害者救済制度の確立を国が責任をもってやってほしい」と注文を付けた。