東京五輪・パラリンピックで海外からの一般観客受け入れを断念することが決まった。新型コロナウイルス禍が長引く中、五輪に伴うインバウンド(訪日外国人客)需要に期待していた観光関係者の間では落胆が広がった。一方、依然として深刻な感染状況を踏まえ、「やむなし」とする冷静な声も聞かれた。

 7、8月の大会期間中、部屋の大半がオセアニアなど海外の予約で埋まっていたという東京都台東区の「沢の屋旅館」。経営する沢功さん(84)は「満員になる予定だったのに、これからどんどんキャンセルになるのだろう」とショックを受けた様子だった。