【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は「女性への暴力およびドメスティックバイオレンス(DV)防止条約」からの脱退を大統領令で決定した。20日公表の官報で明らかにした。

 イスラム色の強い保守層が「家族構造を崩壊させる」と脱退を求めていた。条約支持を訴えてきた女性団体は、女性の権利が脅かされる恐れがあるとして強く反発した。

 決定は19日付。条約は女性に対する暴力の防止や被害者の保護、加害者の訴追の実現を目指し、批准国に制度整備を求めている。2011年に欧州評議会で採択、トルコは真っ先に署名した国の一つで、イスタンブール条約とも呼ばれる。