全国唯一のハンセン病患者専用の刑務所で、解体された旧菊池医療刑務支所(熊本県合志市)の跡地を含む敷地に、元患者に対する差別や偏見の解消を願った石碑が設置され、除幕式が20日開かれた。上川陽子法相は「多くの患者や家族らの人権が制約され、差別を受けた事実を忘れてはいけない」とコメントを寄せた。

 敷地には、4月に開校する市立合志楓の森小学校・中学校が建てられ、碑は校門のそばに設置。隣接する国立療養所菊池恵楓園の入所者自治会会長志村康さん(88)は式典で「法務省そのものが患者を憲法の枠外に追いやった。学校が人権教育のモデル校になることを願う」と述べた。