婚礼大手のワタベウェディングは19日、私的整理の一種である「事業再生ADR」の申請に向けて同日開催の取締役会で協議すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で挙式の中止が広がったことが響き、2020年12月末時点で8億円の債務超過に陥っていた。事業を継続し、金融機関と再建計画を策定する。

 強みとする海外リゾートの挙式は、各国の渡航制限により利用者が大幅に減った。国内挙式は昨年4月に発令された緊急事態宣言の解除後いったん回復へ向かったが、年末にかけて感染が再拡大したことで低迷した。20年12月期連結決算は売上高196億円、純損益は117億円の赤字だった。