2021年春闘は17日、製造業を中心に主要企業の集中回答日を迎え、電機大手は賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)に関して、おおむね月額千円以上を回答した一方、自動車や重工の賃上げは低調だった。新型コロナの影響の大きさで明暗が分かれた。

 トヨタ自動車と日産自動車は労働組合の要求に満額回答したが、コロナ禍で労組が前年より要求を引き下げた上、両社の労使はベアを実施するかどうか明らかにしていない。スズキはベア相当の賃金改善を実施するが、金額は非公表とした。

 電機大手は日立製作所がベア1200円で妥結した。三菱電機やシャープなど6社は、おおむね千円だった。