企業が取引の決済に使う約束手形と小切手について、全国銀行協会(全銀協)が2026年度をめどに紙の利用を廃止し、全面的な電子化を目指す方針を決めたことが17日、分かった。政府は、現金化に時間がかかり、企業の資金繰りを圧迫するとして紙の手形の利用廃止を打ち出している。全銀協は小切手も含めて紙からの移行を促し、事務負担の軽減や利便性の向上につなげる。

 紙の手形や小切手を銀行振り込みや電子手形に切り替えると、支払い側の企業は印紙の貼り付けや封筒詰めといった負担がなくなる。受け取り側は期日内に金融機関へ持ち込む手間が省け、コスト削減が見込まれる。