2021年春闘は17日、主要企業の集中回答日を迎えた。トヨタ自動車と日産自動車は労働組合の要求に対し、満額回答したとそれぞれ同日発表した。日立製作所は賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)月額1200円と回答した。電機大手各社はおおむねベア千円以上で妥結した。前年とほぼ同水準で、電機のベアは8年連続となる。

 ただ春闘のけん引役とされてきた自動車や重工では、ベアを実施するかどうか開示しなかったり、労組がベアを要求しなかったりする例が相次ぎ、前年と比べ賃上げの勢いは鈍くなっている。