山口県宇部市の宇部中央消防署員の松永拓也さん=当時(27)=が2019年に自殺したのは上司のパワハラなどが原因として両親が16日、宇部・山陽小野田消防組合に対し、約1億円の損害賠償を求めて山口地裁宇部支部に提訴した。

 訴状では、松永さんは14年ごろから複数の職員から長時間にわたる叱責などのパワハラを受け、多大な精神的苦痛を感じていたと指摘。こうした行為を黙認し、適切な処分や調査をしなかった幹部らに大きな絶望を感じていたと主張した。

 松永さんの父哲也さん(64)は記者会見し「自分たちがやったことを認め、きちんと責任をとってほしい」と涙ながらに訴えた。