【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)統計局は15日、EU諸国への2020年の旅行者が新型コロナウイルスの影響で前年比52%減の約13億8千万人泊となったとの推計を発表した。金融危機時の09年以来のマイナス。最悪はキプロスの77・7%減。スペイン、ギリシャ、マルタといった観光業が盛んな南欧諸国も70%前後の落ち込みとなった。

 統計局は観光業について「感染大流行の影響を最も強く受けた業種の一つ」と指摘。ギリシャなどは夏の観光シーズンに向け、ワクチン接種済みの人々に域内共通規格の「証明書」を発行するよう、EU当局に求めている。