東京都千代田区の皇居外苑で12日、観世流宗家の観世清和さんや野村萬斎さんらによる能と狂言の特別公演が行われた。主催団体によると、江戸時代には幕府の公式行事として頻繁に能が江戸城で上演されたが、明治以降は皇居や周辺での上演は珍しく、大掛かりな公演は約100年ぶり。

 東京五輪・パラに合わせて日本の文化をPRする「日本博」の一環。皇居外苑は環境省が管理しており、一般のイベントで使われることは原則としてない。同日から14日までの公演のために会場を特設した。

 12日の演目は観世さんらによる「翁」でスタート。背景に二重橋が見える舞台に笛や小鼓の美しい音色が響いた。