シャープは12日、スマートフォン用カメラのレンズを製造する子会社カンタツ(東京)での不正会計を認定した調査委員会の報告書を発表した。売上高の架空計上や循環取引などで、水増しされた売上高は約75億円に上る。カンタツ経営陣は会計監査人に不正を隠蔽していた。

 報告書によるとカンタツは、2018年7月ごろから製品を引き渡した時点で、返品の可能性があるにもかかわらず売り上げを計上した。20年1月ごろからは納入先から注文書の発行がない状況で計上。19年2~3月には、中国のカンタツ子会社が製品を商社に売って買い戻す循環取引をしていた。