岩手、宮城、福島3県の被災地で11日、地震発生時刻の午後2時46分、多くの人たちがいとしい人の面影を探し求めた。福島では、自由に行き来できない古里へ思いを募らせる人の姿があった。

 岩手県山田町の漁港を訪れた建設業久保田輔さん(39)は、堤防から花束を海にささげた。妻恵理子さん=当時(29)=と3人の子どもが今も行方不明。新たな家族と福島県いわき市で暮らし、毎年この日だけは恵理子さんらと暮らした山田に帰ってくる。「会いに来たよ。また来年来るからね。みんな愛してる」。涙を拭った。