1872年に日本で初めて鉄道が開業する際に造られ、東京都港区の高輪ゲートウェイ駅周辺で出土した「高輪築堤」について、JR東日本の深沢祐二社長は9日の定例記者会見で「現地で全面的に保存するのは難しい」との見解を示した。

 日本考古学協会が全面保存を求める要望書をJR東や国土交通省に提出。15日までの回答を求めている。深沢社長はまだ回答していないとした上で「(駅周辺の)再開発エリアの真ん中に出土しているので、全面保存は難しい選択肢。一部の現地保存や移築保存を検討している」と話した。

 2024年の高層ビル開業は「今のところスケジュールに変更はない」としている。