海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」が高知県足摺岬沖で民間商船と衝突した事故は、艦艇の水中音波探知機(ソナー)による周囲の確認不足など人的ミスが原因で起きた可能性があることが9日、防衛省関係者への取材で分かった。事故は海中から浮上する際に発生したが、事故前にソナーや潜望鏡の不具合に関する報告はそうりゅう側からなく、海上保安庁や海自の事故調査委員会が浮上の手順が守られていたかどうか調べる。

 海自トップの山村浩海上幕僚長は9日の記者会見で「国民に大きな迷惑を掛けたことをおわびする」と述べ、商船側にも謝罪の意を示した。