島津製作所は8日、物質の表面に付着した新型コロナウイルスを検出する試薬キットを発売した。PCR検査法でパソコンやドアノブ、水道の蛇口などを調べ、衛生管理に役立てる。検出作業は100分で完了する。こうした試薬キットの発売は世界初としている。

 物質の表面を拭った綿棒を生理食塩水などに浸し、専用濃縮液を加えて検査装置でウイルスの有無を調べる。ノロウイルス向けの検査キットの技術を応用した。

 公共交通機関や商業施設、介護施設から検査を受託する事業者や、医療機関への提供を想定している。1キットで100回の検査ができ、価格は30万2500円。年間千キット販売を目指す。