新型コロナウイルスのワクチン争奪戦が世界で続く中、「先進国クラブ」と呼ばれるOECD加盟国37カ国のうち、接種が始まっていないのは日本を含む5カ国にとどまっている。菅義偉首相は「慎重にいろいろな治験なりを行った上で踏み切る」と釈明。2月中旬に承認を控える日本は供給不足の懸念も高まり、国際競争力の弱さが指摘される。

 途上国にも無償で供給する国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じ、低所得国へのワクチン供与の動きが進んでいる。東京五輪開催を控える中、感染確認者数が40万人を超えた日本の遅れは際立ち、国際的な信用低下を招く恐れもありそうだ。