東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県釜石市で7日、市民吹奏楽団が海に向かって復興支援ソング「花は咲く」と「ふるさと」を演奏し犠牲者に鎮魂の祈りをささげた。遺族らはトランペットなど金管楽器の優しい音色を涙ながらに聞き入った。

 青空が広がるなか、演奏前に遺族や演者、主催者らが黙とう。大槌町の遺族白銀照男さん(71)は今も母親と妻、娘が行方不明のままだ。演奏後、「3人の顔を思い浮かべながら聞いた。早く見つかってほしい」と声を絞り出した。

 主催した団体は震災10年となるのを前に今月11日、釜石市で写真展も開催する。