「中国洞窟のコウモリ調査を」 武漢訪問のWHO専門家

【武漢共同】世界保健機関(WHO)国際調査団の一員として中国湖北省武漢を訪問中の米団体の専門家ピーター・ダシャック氏は5日までに、中国でコウモリの生息する洞窟を訪れて遺伝情報をさかのぼり新型コロナの起源を調べる必要があると強調した。ロイター通信が伝えた。
研究施設からの漏えいを示唆する証拠はないとの認識も示した。国際調査団は3日、トランプ前米政権が起源と疑った中国科学院武漢ウイルス研究所を視察していた。
ダシャック氏は02~03年に流行したSARSの原因である新型のコロナウイルスの起源をたどるため、中国の洞窟でコウモリを調査する研究に参加している。