弘前大(青森県弘前市)は22日までに、約150キロ離れた病院との間を高速通信回線でつなぎ、ロボットアームの遠隔操作で模擬手術を行う実験を始めた。操作性や、通信環境に伴う双方のタイムラグを検証。日本外科学会によると、地域医療の現場で遠隔手術実験を行うのは国内初。

 実験は21日から3月1日までで、結果は同学会が来年3月末までにまとめる遠隔手術のガイドラインに反映させる。記者会見した弘前大の袴田健一教授は「タイムラグは極めて短いことが分かった。通信条件を変え、多くのデータを得たい」と話した。

 実験では、同県のむつ総合病院のロボットアームを弘前大で操作する。