新型コロナウイルスの起源解明を目指す世界保健機関(WHO)国際調査団の一員として中国湖北省武漢を訪れた前田健・国立感染症研究所獣医科学部長が21日までに共同通信のオンライン取材に応じ、中国が主張する低温物流による国外からの流入に、調査団の専門家は懐疑的な立場だと明らかにした。

 合同調査のため今後公表する結果は双方が一致した見解が中心となる。中国は冷凍食品に付着したウイルスが国外から入った可能性を主張。調査団と中国側は9日に武漢で記者会見を開き、低温物流も調査項目に含めるとした。ただ前田氏は調査団内の主流の見方として「可能性はそれほど高くない」と述べた。