【モスクワ共同】ロシアの反体制派ナワリヌイ氏の裁判で、モスクワの上級裁判所は20日、同氏の実刑を維持する判断を示した。過去の経済事件に関する実刑判決を巡り、同氏の不服申し立てを審理していた。欧州人権裁判所が求めていた同氏の即時釈放を事実上拒否したことになり、ロシアと欧州連合(EU)の関係は一層悪化しそうだ。

 欧州人権裁の要求に対し、プーチン政権は「内政干渉だ」と反発。一方、ロシアに対する追加制裁をちらつかせるEUとの関係悪化を回避したい意向も示していた。

 ナワリヌイ氏の弁護士は、拘置所から即日刑務所に収監される可能性があるとし、上告の方針を明らかにした。