新型コロナウイルス感染拡大を受け、硬質塩化ビニール板の需要が急増している。飛沫感染を防ぐ対策として、間仕切り板を設置するオフィスや店舗が増えており、出荷量は昨年3月から10カ月連続で前年同月を上回る。休みを返上して工場を稼働させるなど、生産する企業は対応に追われている。

 塩化ビニールは、アクリルやポリカーボネートといった、類似の透明素材の中でも価格が安いのが特長だ。コロナ禍においては、高濃度アルコールで拭いても白くなるといった変質を起こしにくいため、需要が強まっている。

 昨年3月から販売が伸び始め、昨年10月には前年同月比85%増を記録した。