日本製鉄が、東日本製鉄所鹿島地区(茨城県鹿嶋市)にある高炉2基のうち1基を数年以内に休止する方向で検討していることが、19日分かった。国内市場縮小などを背景に鋼材需要は減少しており、生産体制を見直して収益力を強化する狙い。鹿島地区の従業員は約3千人で、休止に伴い配置転換などを検討するとみられる。

 日鉄は国内に14基の高炉を持つ。昨年2月には、米中貿易摩擦による景気悪化などを背景に瀬戸内製鉄所呉地区(広島県呉市)の閉鎖と、関西製鉄所和歌山地区(和歌山市)の高炉1基の休止を決定。鹿島の高炉休止で将来的に稼働する高炉は10基に減る見通しだ。