農林水産省は19日、山形県最上川流域の紅花の生産と加工、埼玉県武蔵野地域の落ち葉堆肥農法、島根県奥出雲地域の鉱山跡地を活用した資源循環型農業の3地域を国連食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産」に申請することを決めた。今年秋ごろにFAOに申請書を提出する見通し。国内版である「日本農業遺産」には4県7地域を認定した。

 世界農業遺産に申請する山形県最上川流域は約450年にわたり、紅花の生産、加工を受け継ぐ。埼玉県武蔵野地域は、落ち葉を集めて堆肥にする農法を確立。島根県奥出雲地域は砂鉄鉱山跡地を棚田に再生し、水路を再利用して稲作や畜産に取り組む。