菅義偉首相の長男と会食した際のやりとりとされる音声を巡り、総務省の秋本芳徳情報流通行政局長が18日、内容の一部を自身の声だと認めたことで、許認可権を持つ放送行政に絡む意見交換をしていた疑いが浮上した。野党は「行政がゆがめられた疑惑が深刻になった」(共産党の志位和夫委員長)と反発、総務省の対応次第では2021年度予算案の審議日程がずれ込む可能性もある。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は秋本氏の説明を踏まえ、同氏が「記憶にない」と回答した衛星放送に関する部分も「事実と認定せざるを得ない」と記者団に強調。「許認可に関わることをずばり議論している」と述べた。