和歌山県橋本市の南海電鉄高野線・紀伊清水駅の一角に、ヘラブナ釣り用の竹ざおで国指定の伝統的工芸品「紀州へら竿」の工房が完成し、18日、報道陣に公開された。さお師と呼ばれる職人が、作業見学や制作体験などを通じて技能の魅力を発信するのが狙い。無人駅である同駅の駅舎清掃や介助が必要な人のサポートなども担う。

 南海電鉄が進める高野山麓エリア活性化対策の一環で、同社と橋本市、紀州製竿組合の共同設置。1925年に建てられた古い駅舎の仮眠室を改修して整備した。22日にオープンする。

 橋本市はへら竿の生産量日本一を誇り、駅の近くには釣り池「隠れ谷池」もある。