財務省は17日、2020年の税関による関税法違反事件の取り締まり状況を公表した。覚醒剤や大麻など不正薬物の押収量は前年比43%減の1906キロとなり、5年連続で1トンを超えた。比較可能な1985年以降で過去3番目の高水準。新型コロナウイルスの感染拡大で航空便による密輸は減少したが、全体量は高止まりしている。

 コカインは818キロで28%増えた。昨年、エクアドルからの貨物に隠された722キロを横浜税関が摘発。一度の押収量としてコカインで過去最高となった。

 覚醒剤は69%減の800キロ。末端価格で約512億円に相当する。この2種類で押収量全体の8割を占めた。