東京円、106円台前半 5カ月ぶりの円安水準
17日午前の東京外国為替市場の円相場は円を売ってドルを買う取引が加速し、一時1ドル=106円台前半を付けた。昨年9月以来、約5カ月ぶりの円安ドル高水準となる。
午前10時現在は前日比67銭円安ドル高の1ドル=106円15~16銭。ユーロは38銭円安ユーロ高の1ユーロ=128円32~33銭。
新型コロナウイルスワクチンの普及や米国の追加経済対策への期待感から米長期金利が上昇したことを受け、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが優勢だった。
市場では「米長期金利がここまで上がってくると、ドルが買われるのは自然な流れだ」(外為ブローカー)との声があった。