出光興産は16日、石油精製を手掛ける子会社、東亜石油に対する株式公開買い付け(TOB)が成立しなかったと発表した。TOBに応募した株式数は約47万株。成立の下限とした約205万株を大幅に下回った。

 出光は買い付け価格を1株当たり2450円に設定、昨年12月16日から2月2日までTOBを実施。買い付け期間は2月15日まで延長していた。

 東亜石油は川崎市に製油所を持ち、ガソリンや灯油などの石油製品を生産する。出光は2019年の昭和シェル石油との経営統合に伴い、東亜石油の株式の50・12%を保有。TOBによって完全子会社とし、経営効率化を進めると説明していた。