石川県中能登町武部の自宅で血を流して倒れているのが見つかり、死亡が確認された前副町長広瀬康雄さん(65)と90代の母親は、県警の司法解剖の結果、いずれも首に切り傷があり失血死だったことが15日、分かった。県警は現場から血の付いた包丁を押収、広瀬さんが母親を殺害後、自殺した無理心中とみている。

 町によると、広瀬さんは3月の町長選に出馬予定で、1月15日付で副町長を辞職。捜査関係者によると、周囲に「疲れた」と漏らしていた。知人男性は最近、広瀬さんが「選挙事務所を開いてから体重が落ちた」と話すのを聞いたといい、選挙の準備で問題を抱えていた可能性もある。