2019年の高知県北川村議選を巡り、村に居住実態がないとして当選無効とされた尾崎一マさん(65)が、県選挙管理委員会に無効決定の取り消しを求めた訴訟の判決で、高松高裁は15日、請求を認め決定を取り消した。

 片田信宏裁判長は判決理由で、尾崎さんが村で農作業を続けたり、町内会の代表を務めたりしたことなどを根拠に、おおむね週の過半は北川村で寝起きをし、食事をしていたと判断。「生活の中心は村にあったと認めるのが相当だ」とした。

 判決などによると、尾崎さんは、長男の高校進学の関係で妻が借りた隣の奈半利町の家と行き来するようになった。