東京都港区で車を暴走させ男性をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反の罪に問われた元東京地検特捜部長の弁護士石川達紘被告(81)に、東京地裁は15日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年)の判決を言い渡した。暴走の原因について「誤ってアクセルペダルを踏み込んだため」と認定した。

 弁護側は、車の不具合が原因だと無罪を主張していたが、三上潤裁判長は「事故後の車両検査で、暴走につながる可能性のある異常は認められなかった」と指摘。ペダルを踏み続けたのは「重大な過失」と述べた。一方で遺族と示談も成立しているため、刑の執行を猶予した。