約110年ぶりの解体修理が昨年末に終わった薬師寺(奈良市)の国宝「東塔」の竣工式が15日、開かれた。

 薬師寺は7世紀末に藤原京(奈良県橿原市)に建立され、平城京遷都に伴い現在の奈良市内に移転。東塔は、移転当時から寺にある唯一の建物とされる。高さ約34メートルの三重構造で、屋根と屋根下の飾り「裳階」が大、小、大、小とリズミカルに連なる美しさから「凍れる音楽」とも称される。

 東塔は3月1日から内部の一般公開が予定されている。完成を祝う式典「落慶法要」は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期され、開催時期は未定。