冬鳥の越冬地として知られる鳥取、島根両県境の中海一帯で、コハクチョウの北方への旅立ちが始まった。繁殖のため、約4千キロ離れたロシアの北極海沿岸を目指す。

 米子水鳥公園(鳥取県米子市)によると、中海一帯では昨年10月以降、約1500羽が越冬。13日に北東方向へ飛び去る34羽を今季初めて確認した。ピークは2月下旬から3月上旬の見込みで、例年3月末までに全ての群れが山陰を離れる。

 旅立ちを一目見ようと14日早朝にはコハクチョウの集まる同公園内の水辺に愛鳥家らが待機。水面を蹴って大きな羽音とともに飛び立つ姿や、青空に列をなして飛び去る群れをカメラに収めていた。