【カイロ共同】レバノンの首都ベイルートで昨年8月に発生した大規模爆発は、高度約300キロの宇宙空間にまで電子の乱れが及び、2011年の霧島山・新燃岳(宮崎、鹿児島県境)の噴火に匹敵する威力だったとする研究成果を北海道大などのグループがまとめ、12日までに英科学誌サイエンティフィック・リポーツで発表した。

 衛星で地震波動を計測する技術が用いられた。

 爆発は港の硝酸アンモニウムの引火が原因とされ、約200人が死亡、30万人が住居を失った。北大大学院の日置幸介教授(地球物理学)は「自然災害規模の威力で驚いた。核兵器以外では史上最大の人工的爆発だろう」と話した。