3月期決算の上場企業の約32・8%が通期純利益の見通しを上方修正したことが12日、分かった。中国の景気回復などが追い風の製造業を中心に復調が目立ち、全体として企業業績は持ち直す傾向にある。ただ、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の再発令などで運輸や外食産業には逆風が吹き、業績の二極化も続く。本格回復にはコロナワクチンの普及で感染が沈静化するかどうかが鍵になりそうだ。

 純利益見通しの合計は前期比6・2%減の20兆7929億円。コロナで人出が減り陸運などの業績が落ち込む。3年連続の減益になる見通しだが、前期の28・2%減から減益幅は大きく縮小する。