【ロンドン共同】英オックスフォード大などの研究チームは11日、抗炎症薬の「トシリズマブ」に、新型コロナウイルス感染症の重症患者が死亡するリスクを減少させる効果があると発表した。トシリズマブは大阪大と中外製薬が共同開発し、「アクテムラ」の製品名で関節リウマチ治療などに使われている。

 英政府の助成を受けた研究チームが4千人以上を対象に治験を行った。約半数にトシリズマブを投与すると、投与された集団で死亡した割合は29%で、投与しなかった方の33%より低かった。

 英政府は1月、同様の治験結果を踏まえ、使用を進める方針を発表。追加治験で、効果が裏付けられた形だ。