【ワシントン共同】米ホワイトハウスは11日、トランプ前大統領が不法移民の流入阻止を狙いメキシコ国境に「壁」を建設するために出した国家非常事態宣言を、バイデン大統領が解除したと発表した。バイデン政権は、トランプ氏の看板政策だった壁の建設を中止し、新たな移民政策の策定を急ぐ。

 トランプ氏は選挙公約だった壁の建設を進めるため、予算編成権を持つ議会を通さずに建設費用を捻出しようと2019年2月に国家非常事態を宣言。国防総省予算も転用し、建設を強行した。

 バイデン氏はペロシ下院議長に宛てた書簡で、非常事態宣言は「不当だった」と指摘していた。