【ウィーン共同】イラン核合意の検証に当たる国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は10日、イランが金属ウランを製造したことを確認したとIAEA加盟国に報告した。関係筋が明らかにした。金属ウラン製造は新たな核合意違反に当たる。バイデン米政権に経済制裁の解除を迫る圧力とみられる。

 イランのザリフ外相は、バイデン政権が今月21日までに制裁を解除しなければ、抜き打ち査察などIAEAの査察権限を大幅に強化する「追加議定書」の履行を停止する方針だと警告している。

 金属ウランは核爆弾に使われる可能性がある。IAEAは8日、イスファハンの施設で3・6gを確認した。