兵庫県加古川市で2016年に市立中2年の女子生徒=当時(14)=がいじめを苦に自殺した問題で、学校が適切な対応を怠ったとして、両親が市に約7700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、神戸地裁姫路支部(倉地真寿美裁判長)で開かれた。市側は請求棄却を求め争う姿勢を示した。

 弁論では両親が意見陳述。父親は「娘の死を置き去りにし反省の気持ちをみじんも感じない、ただの言い逃れに終始する市教育委員会の姿勢を許すことができない。対応はあまりにも誠実さに欠けていた」と批判。母親は「この事案を決して忘れてはならないことを理解してほしい」と涙ぐんだ。