環境省が検討中の自然公園法改正案の全容が10日、判明した。国立公園や国定公園の一部地域で、クマなど野生動物に餌を与えることを禁じた上、30万円以下の罰金を科す規定を新設する。餌付けされた野生動物が人に慣れ、市街地を徘徊したり、人を襲ったりしたケースが相次いでいることへの対策。政府、与党で調整し、3月上旬の閣議決定を目指す。

 改正案は、絶滅危惧種の鳥獣などが多く生息する「特別地域」などで、哺乳類や鳥類に餌を与えてはならないと規定。公園を管理する国や都道府県の職員は、餌を与えている人にやめるよう指示できるとし、従わなかった場合、罰金を科す。